公式CPになるということ

先のウノウラボのエントリーとかで書かれてるけど、例えば各キャリアのIP帯や端末のUA情報などは、新規で追加される情報というのはやはり帯域追加後だったり、発売後にしか出てこないわけ。
それ以前に、正しい情報が載っていないこともあるし、例えばEZwebのIP帯の一覧にはgoogleゲートウェイのものも含まれてるといった情報も載ってない。
そういう情報は、キャリアCP(コンテンツプロバイダ)になればCP向けサイトというのがあって、そこですべての情報が手に入るわけです。


というわけで、ケータイサイトの開発をするには公式CPになるほうがいいわけです。仕様書が確実に手に入る
こと以外にも、さまざまなメリットがあります。

CPになるメリット

  • 常に最新の仕様等が手に入る
  • 一般に公開されていない仕様(端末仕様・新しいサービスの仕様書等)が手に入る
  • 発売前の端末情報が手に入る(がんばれば発売前の端末も借りれます)
  • 端末試験センターが利用できる(すべての端末がそろってます)


ざっとあげるだけでこのくらいですが、これがあるのとないのとでは大違い。非CPが必死で探している情報が、CPサイトに行けば確実に手に入るわけです。モバイル開発はスピード命ですから。


とはいえ、CPになるのもなかなか大変かと思います。ここで3キャリア公式CPになるためのオススメステップを紹介しましょう。Willcomは需要少ないんでCPになったことないです。すいません。

3キャリア公式CPへの道

  1. まずEZWeb公式を狙う。一番通してもらいやすいと思います。
  2. 競合が多すぎるカテゴリは避ける。いまから着うたは難しいです。最近のお勧めは電子書籍。ニッチコンテンツでも安定したサイトのあるカテゴリも難しいです。
  3. KDDIに頼み込んでCPにしてもらう。
  4. ある程度軌道に乗ったらSoftBankに申請する。(EZと同発でもOK)
  5. 2キャリアで実績を積む。その間にDoCoMoへ提出する膨大な企画書を書く。
  6. DoCoMoにチャレンジする。一番難しいです。


とりあえずいっておきますが、公式は今からやっても儲からないです。ただ、新規サービスがリリースされるのと同時ぐらいにS-inできればそこそこいけますが、これからCPになるところでは難しいかと。
ただ、そういう勢いが出てるカテゴリ、今だったらやはり電子書籍関係なんかは実績あるところと組めば楽勝です。問い合わせてもらえればご紹介します。
あとはとにかく各キャリアに頼み込む。結局担当者と直で交渉してがんばればなんとかなったりします。キャリアと仲良くなれば発売前の端末も借りれるらしいので。


というわけで、公式CPになろうというお話でした。開発あんまり関係なかった。
ま、これからもモバイル開発ネタちょこちょこ書いて行きたいと思います。