今日のケータイニュース2007/11/22

定番商品もモバイルを絡めて売り上げアップ--「コアラのマーチ」のSNS活用術 - CNET Japan

 そこで行ったのが、「コアラのマーチ大好き企画」。コアラのマーチの中の好きなコアラを撮影して送ると、性格判断やラッキーアイテムが返信されるというもの。これにより、ユーザーとブランドとのコミュニケーションを進めようとした。

モバイルアドフォーラム2008でのパネルディスカッションの記事。暇だったらこれ行きたかったですね。
こういう友達同士なんかで軽い遊び感覚でできることをプロモーションとして展開するのはいいですね。写メ+画像認識というのはなかなかいいプロモーションツールなのではないでしょうか。

高校生とケータイとの関わり方についての調査結果〜ニュージェネレーション世代のケータイとは〜 |ネットリサーチ(モバイルリサーチ)ならネットエイジア

高校生を対象としたケータイ利用のリサーチの結果です。興味深い内容なのでちょっと腰を据えてみてみましょうか。

 同調査によれば携帯電話を初めて持った年代は、「中学3年生」という回答が26.2%、「中学2年生」が14.3%、「中学1年生」が13.2%となり、中学生時代にケータイを持った割合は53.7%となった。

個人的にはちょっと意外な結果だなという認識でした。僕(83年生)が初めて当時のPHSを持ったのが中学3年の終わり頃、ポケベルだとその一年前には持ってましたから。もう今の中学生ぐらいなら7割ぐらいの保有率だと思ってました。

 なお、今の生活で楽しいと思うことを複数回答で聞いたところ、「友達としゃべる」「友達と遊ぶ」「寝る」がトップ3。以下「テレビを見る」「マンガを読む」「ケータイでメールする」「ショッピング」「通話・メール以外のケータイ利用」「ゲームをする」「食べること」となった。

これケータイだけに絞ると「ケータイでメールする」「通話・メール以外のケータイ利用」の順ですから、通話はそれ以下ってことになりますよね。学生だと電話するのは恋人ぐらいなんでしょうか。

こういう結果を見てわかるとおり、やはり中高生にとってケータイってのは重要なツールなんですよね。そういうわけでコンテンツとしてもそのあたりの属性を意識したものは重要になってきます。

ただ、こういったサイトは広告が非常に難しいんですね。たとえばアフィリエイトなんかだと単価の高い広告ってのは成人向けのものが多いですし、商品なんかの広告にしても購買力があまりないですから。もっと低い年齢になると、実質的なターゲットは親になるんですよね。ジャンルは違いますが、たとえばTVの船体ものの番組なんかで今イケメン俳優が多く出てるのはもちろん母親に一緒に見てもらうためですし、番組中に出てくるロボットなんかもクリスマス商戦なんかにあわせて番組に出したりとか、番組そのものがプロモーションの方法だったりします。

話がそれましたが、モバイル広告でも今はメール広告なんかは非常に単価が低くなってたりしますので、そろそろなにか新しい形の広告というのが求められてきているのではないかと思います。

今日のケータイニュース2007/11/21

PCユーザーをケータイサイトへ誘導──デザインQRを活用した「スロットQR」 - ITmedia Mobile

 アドバゲームは、アドバタイジングとゲームを融合した造語。スロットQRはIT DeSignのデザインQRと、クレバの携帯向けソリューション「Presto!」を連携させ、スロットゲームを取り入れたアドバゲームで、ゲームの結果に応じて携帯サイトにPCユーザーを誘導する。

記事を読んだ感じ、なにか目新しいプロダクトなのかなと思ったんですが、デモを見ると単にゲームをした結果でデザインQRが出るだけですね。
デザインQRも最初は目新しさがありましたが、QRコードには変わりないですからね。パッケージとかに併せやすいというのはあるかもしれませんが。
QRコードを使ったプロモーションなら、たとえば懸賞などにしてもいくつかのQRコードからアクセスしないと応募できないとかにして、そのQRコードを探すごと自体に遊び感覚を出したり、それぞれのQRコードに付随して異なる情報を見させるとか、そういうやり方もあるかと思います。

携帯メディアレップ3社、体感・参加型の新パッケージ

iモード「得するメニュー」のようなキャリア公式のPRコンテンツに関する話。てっきり全部D2Cがやってるものだと思ったんですが、一応3キャリアでばらばらなんですね。まあ協業しているみたいですが。
ちなみにこのコンテンツってどのくらいの効果があるのかなと思ったのでちょっと調べてみました。
http://www.3toku.com/outline.html
こちらによるとiモードが130万PV/週、EZwebが45万PV/週、Y!ケータイが26万PV/週ということで、月刊PVだと(1ヶ月4週計算で)それぞれ520万PV、180万PV、104万PVになりますね。
公式メニューから直でアクセスできるならもっとPVを期待したいところですね。ただ公式メニューの広告なんかは人気もあるし価格も高いので、こういうところの需要もあるかもしれません。

今日のケータイニュース2007/11/20

報道発表資料 : 「位置情報を活用したターゲティング情報配信」に関する実証実験を開始 | お知らせ | NTTドコモ

 この実証実験は、NTTドコモが開発した「位置情報を活用した情報配信システム」を利用し、JTBパブリッシングが持つ観光・レジャー・グルメ情報を提供するというもの。実証実験参加者は現在位置に関連した情報や、行動履歴や属性に基づくおすすめスポット情報を随時自動的に受信でき、サービス提供者側は利用者の行動履歴(各利用者がよく訪れた場所、場所ごとの訪問者数、各スポットの平均滞在時間など)の統計情報を利用できる。

今日は一件だけですがちょっと気になったのでコメントを少し多めに。
位置情報と連動した広告、名目上は情報配信サービスの話題。「次ドコ」というサービスだそうですが、iアプリを使って情報を受信するようです。アプリだと待受状態にできるのでケータイを開くだけで情報が確認できますが、待受アプリは電池を食うネガティブイメージがあるのがちょっともったいないかなと思いますが。
待受状態(端末内に保存した状態)で通信が可能な大容量Flashが利用できればそちらの方がいいのではとも思うんですが、現段階ではまだ存在しないですからね。まあiチャネルなんかがあるので通信の方はその気になれば実装されるのではとは思いますが。


また、今回はあくまで情報配信サービスですが、これに乗っかる形で単純な広告配信があってもいいのではないかと思います。位置情報連動広告というと、どうしても情報配信のようなイメージのものが多いんですが、単純に位置情報を利用したコンテンツに付随した広告というのはあまり聞かないですね。
さすがに前例があまりなくて効果もわからない広告に金を払うクライアントというのは少ないですが、どこかが初めて欲しい広告スタイルだとは思います。
ちなみに、ヒントは町中にすでにリアル広告として存在しているものです。それこそ日本中どこにでもあるもので、多くの人が当たり前すぎて浮かんでこないようなものですが。
というわけでそういう広告を持つ代理店というのは存在しますから、幾分アプローチはしやすいかと思います。

今日のケータイニュース2007/11/19

渋谷109ブランドとタイアップした「きせかえWalker」

 角川クロスメディアは、ファッションブランドとの協力によるメニューカスタマイズ用コンテンツを配信する携帯電話向けサイト「きせかえWalker」を提供する。11月19日からはiモード版の提供が開始され、12月13日にEZweb版がオープンする。

モバイルで「○○Walker」ってサイト名だからゼイヴェルかと思ったら、東京ウォーカー系の角川でした。角川の方が元祖なんですが、「モバイル」ってだけで違う印象を持ってしまいます。
というかずっと気になってたんですが、このへんの権利関係とかってどうなってるんでしょうか。商標とか考えると「Web」と「雑誌」って似てなくもないと思うんですが。

携帯電話からでもニコニコ動画が探せる--froute.jpが機能強化 - CNET Japan

モバイル検索サイトとの元祖とも言うべきエフルートのニュース。エフルートといえiメニューの検索窓から検索できるわけで、iメニューからニコニコモバイルに間接的ですがつながったってことですね。
ところでニコニコモバイルってどうなんでしょうか。ケータイ動画の需要が高まってるのはわかりますが、正直モバイル向けの動画とPC向けの動画ってのは今のところ少し違うかと思います。
HSDPAなど高速通信も普及してきていますが、モバイル向け大容量動画の時代はまだもう少し先の話だと思います。

ケータイメールでリアル“お歳暮”──モバゲータウンと伊勢丹が共同実施 - ITmedia Mobile

見出しで思わずつられてしまったニュース。お歳暮とかいってますが、ギフト用サービスのあるコマースってことですね。
ただ、これを若年層のユーザが多いモバゲーでやるってのはどうなんでしょうか。というかモバゲーのコマースって売り上げとかどうなんでしょうか。
まあモバオクのノウハウがあるDeNAなので、なにか考えているんだと思いますが。ちょっと今後の展開が気になるサービスです。ユーザの多いモバゲーでやることで、モバイルコマースがなにか変わるかもしれませんから。

今日のケータイニュース2007/11/16

ドコモの冬モデルを始め、各社新端末のリリース情報が出てますね。一応ここではモバイルサイトネタをメインに取り扱うつもりなので、ハード方面は大々的な発表以外は特に取り上げるつもりはないですが。

ケータイ向け電子書籍の市場規模は182億円に──「電子書籍ビジネス調査報告書2007」 - ITmedia Mobile

得意の電子書籍ネタを二つまとめて。NTTソルマーレの2サイトはすごいですね。連載中の人気作品ではなく過去の人気作品が中心というところが気になるポイントです。

二つ目のニュースは電子書籍関連の白書系の話。

 同調査によれば、2007年3月末のPC・ケータイ向け電子書籍市場全体の規模は約182億円で、対前年度比194%と約2倍に成長している。このうち、ケータイ向け電子書籍は市場全体の約62%を占め、約112億円規模となっている

ケータイの方がPCより上回っています。ケータイ電子書籍は去年ぐらいからのびがすごいですね。アプリの統一など導入がしやすくなっていたり、auSBMのキャンペーンの効果などがあるのでしょうね。
詳細が知りたいのでこれちょっと見てみたいです。一応さりげなく社長とボスにメールでアピールしておきましたが。
もし見る機会があって、データの引用がある程度できそうなら別途エントリーを書きたいと思います。

どうぞご心配なく――“エイリアン夏野”が明かすドコモの次世代戦略 - ITmedia Mobile

ニュースではないのですが、ドコモ夏野さんのSwedish ICT/Wireless Technology Conferenceでの講演の話。やっぱりどうしても夏野さんの記事なんかは気になってしまいますね。
内容はiモード立ち上げの話からケータイの今後の話など。一応目は通しておいた方がいいかと。

今日のケータイニュース2007/11/15

ビートレンド、携帯向けにPCサイトをFlash化するサービスを提供 - ITmedia Mobile

Mobile Glimpseは、PCサイトを同じデザインで、リンク情報も保持したままFlash化する技術で、FLASH Lite1.1に変換するため、国内主要3キャリアのほとんどの端末で、専用アプリなどをダウンロードすることなくサイトを閲覧できるようになる。

Flash Liteを利用したフルブラウザWebサービスかと思ったんですが、ASPですかね、これは。プレス見た感じだとパッケージには見えなかったのですが。
この価格設定なら広告モデルのWebサービスにした方がよっぽどいいと思うんですが、これソリューションとしてあまり需要がないのではないでしょうか。
おそらくPCサイトをそのままモバイルで見られるようにしますよってことなんでしょうが、フルブラウザでいいような。フルブラウザ使わないユーザにはあまり効果なさそうなものに思えますし。

http://www.ascii.jp/elem/000/000/084/84608/

今回はタイアップじゃないオリジナルコンテンツですね。今送ってみたんですけど相変わらず結果返って来るの遅いですね。
顔ちぇきはせっかく集めてユーザをもっとうまく使って欲しいなと思います。

携帯電話での洋服購入、経験比率は約3割に〜MMD研究所調べ | RBB TODAY

モバイルコマースではデジコン以外なかなか厳しいですよという話。
まあ今わざわざモバイルコマースやるという選択肢もなかなか取らないかとは思いますがで、デジコンでさえ落ち込んできてる状況ですからね。
デジコンも着うたフルとかならいいんですが、簡単にできるものではないですから。
モバイルサイトもそろそろ新しいビジネスモデルが出てきてほしいですね。もちろんこれはPCサイトも同じですが・・・

今日のケータイニュース2007/11/13

屋外広告と携帯電話を組み合わせた抽選サービス――渋谷109でイベントを実施 - ITmedia Mobile

ケータイを使った屋外広告に関するニュースを二つ。どちらも面白い取り組みだと思います。
特に後者は、画像認識エンジンを使ったもののようで、これそのまま懸賞とかにできないですかね。商品のヒントが出て、それを店頭で探して写メを送って懸賞に応募するとか。いろいろやり方はあると思います。

グリー株式会社

 11月14日時点の参加アーティストは、ゆず(セーニャ・アンド・カンパニー)、FUNKY MONKEY BABYSドリーミュージック)、レイグ・デイヴィッド、ジェイムス・ブラント、メイレイ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズマイ・ケミカル・ロマンスミック・ジャガーリンキン・パークレッド・ツェッペリンエリック・クラプトンシンプル・プラン(以上、ワーナーミュージック・ジャパン)など。このほか、毎週更新のたびに新たなアーティストを追加していく予定としている。

最近必死なご様子のGREEからのニュースリリースMySpaceはあまり日本では浸透していない分こういうやり方だとアーティスト側のプロモーションとしてもいいかもしれませんね。
PCからのアクセスの時どうなるのかがちょっと気になります。
ところでワーナーの方はなかなかいいメンツがそろってるようですが、日記とかどうするんでしょうかね。まあゴーストだと思いますが。